クラッシュ・ブレイズ(茅田砂胡) カテゴリ記事一覧
- 【ファロットの休日―クラッシュ・ブレイズ】一般人のお友達作り
2011.08.10
ファロットの休日―クラッシュ・ブレイズ(茅田砂胡) レティシアとヴァンツァーのそれぞれを主役としたお話。書評評価:☆☆☆☆☆ レティシアとヴァンツァーのそれぞれを主役としたお話。リィたちはほとんど登場しない。ただし、物語を成立させる上で、ルウは非常に重要な役割を果たしている。 レティシアのお話は、「ファロットの美意識」の続編的な物語で、当時レティシアに見逃されたニコラが、自分の父親に関する脅迫事件でレテ... - 【クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士】助さん格さんの要らない水戸黄門
2011.08.10
クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士(茅田砂胡) 新作に専念するため、続巻はしばらく刊行されないらしいです。書評評価:☆☆☆☆☆ ダイアナが一人でお出かけしている時のこと、リゾート気分を満喫していたケリーとジャスミンに、人を使ってちょっかいをかけてきた少女オディール。初めは迷惑そうにあしらっていた二人だが、何度か彼女に会うことで、父親の言いなりになっているオディールに興味を持つようになる。ちょっとし... - 【逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ】派手に暴れまわるのを期待してしまうのに
2011.08.10
逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ (茅田砂胡) カレンの事件のアフターケアをしていたら、今度はリィが誘拐事件に巻き込まれたんだけれど、その誘拐犯がエキセントリックな人だった、というお話。書評評価:☆☆☆☆☆ カレンの事件のアフターケアをしていたら、今度はリィが誘拐事件に巻き込まれたんだけれど、その誘拐犯がエキセントリックな人だった、というお話。 政府による陰謀、みたいな展開になると、最後は水戸黄門み... - 【レディ・ガンナーと虹色の羽】閉じた世界の価値観と激突
2011.08.09
レディ・ガンナーと虹色の羽(茅田砂胡) 自分たちの正義を振りかざして、他人に価値観を共用するヤツらに、キャサリンの怒りが爆発します。書評評価:☆☆☆☆☆ <蜥蜴>のベラフォードが故郷に帰ると、母親の故郷から使者が来ていた。二十年ごとに開催される祭祀に参加して欲しいとの依頼を受けてついて行くと、いきなり大人数に囲まれ拉致される羽目になる。ベラフォードを救出するため、キャサリン達が向かうと、そこで待ってい... - 【海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ】キング・オブ・パイレーツの遺産
2011.08.09
海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ(茅田砂胡) 金銀黒はまったく登場しない、政治力もほとんど使わない、人間的技術と魅力の勝負のお話。書評評価:☆☆☆☆☆ この一連のシリーズの中でボクが一番ワクワクするのは、キングのストーリーなのです。何かをするために翔ぶのではなく翔ぶために翔ぶという、手段が目的になってしまったような生き方。彼自身とダイアナ・イレブンスだけという、その世界構成の単純さ。純粋性... - 【追憶のカレン―クラッシュ・ブレイズ】シェラも男の子
2011.08.09
追憶のカレン―クラッシュ・ブレイズ(茅田砂胡) シェラがリィと離れ、セントラルで開かれる手芸の展示会に出かけたまま行方不明となった。書評評価:☆☆☆☆☆ シェラがリィと離れ、セントラルで開かれる手芸の展示会に出かけたまま行方不明となった。そのときの状況が、現地で知り合った女の子と二人連れというものだったため、現地警察は思春期の少年のちょっとしたロマンスと捉え、真剣に捜索しようとしない。しかし数日後、連れ... - 【ソフィアの正餐会―クラッシュ・ブレイズ】フクロウが飛び交っていそうな
2011.08.08
ソフィアの正餐会―クラッシュ・ブレイズ(茅田砂胡) ハチャメチャさがない、普通の物語だ!書評評価:☆☆☆☆☆ ハチャメチャさがない、普通の物語だ!第一印象としてそんな感想を抱いてしまうシリーズってどうなんだろう?前回や今回のストーリーは、リィたちが登場する新しい物語なんだ、焼き直しじゃないんだ、という気がして結構好きだ。 今回は黒金銀の三人組が一時転校するというお話。女子校と男子校での彼らのアイドルっぷ... - 【オンタロスの剣―クラッシュ・ブレイズ】私を形作るものが世界の全て
2011.08.08
オンタロスの剣―クラッシュ・ブレイズ(茅田砂胡) 問題はリィ達が強すぎることなのだろう。書評評価:☆☆☆☆☆ 問題はリィ達が強すぎることなのだろう。直接的武力にとどまらず、政治力、経済力…どうにも攻め様がない。無理に敵を出さなくても物語が成立すればよいのだが、どうもそうはいかないらしい。彼らの存在に気づかなかった連邦政府やラー一族は無能といっても良いのでは? しかし、そういう筋立てとは別に、今回の物語は...