天冥の標(小川一水) カテゴリ記事一覧
- 【天冥の標 (6) 宿怨 PART 3】振り回される人類
2013.01.27
天冥の標 (6) 宿怨 PART 3(小川一水) 太陽系外生命体カルミアンとの契約で、全構成員の甲殻化と、太陽系への原種冥王斑の潜在的感染を成し遂げた《救世群》は、それらを背景として太陽系の支配に乗り出した。対抗するロイズ非分極保険者団とマツダ・ヒューマノイド・デバイシズは、太陽系艦隊を出動させるものの、技術力の差によって圧倒されてしまう。書評評価:☆☆☆☆☆ 太陽系外生命体カルミアンとの契約で、全構成員の甲殻化... - 【天冥の標 (6) 宿怨 PART 2】旅立ちの前の嵐
2012.08.26
天冥の標 (6) 宿怨 PART 2(小川一水) 西暦2502年、《世界冥王斑患者群連絡会議》「二二二二年第三次拡張ジュネーブ条約についてのアップデート会議」を主催するロイズ非分極保険者団に大使の派遣を申し出ていた。その申し出はあっさりと了承され、内嗣子イサリ・ヤヒロと妹のミヒル・ヤヒロ、副議長のロサリオ・エル・ミシェル・クルメーロが派遣される。書評評価:☆☆☆☆☆ 西暦2502年、《世界冥王斑患者群連絡会議》「二二二二... - 【天冥の標 (6) 宿怨 PART1】歪んでいく歴史
2012.05.13
天冥の標 (6) 宿怨 PART1(小川一水) 西暦2499年、地球産遺伝子のプールとなっている人工宇宙島群スカイシー3にやってきたイサリ・ヤヒロは、準惑星セレスからスカウトの活動でやってきたアイネイア・セアキに救助される。イサリはおそらく生涯ただ一度の外遊で「星のりんご」を一口食べてみただけだったのだが、正統な方法で自由に動くことが出来ない彼女は、一行から勝手に抜け出し、迷子になって凍死寸前の状況に陥ってしま... - 【天冥の標 (5) 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河】現在の出来事は過去に起因する
2011.11.27
天冥の標 (5) 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河(小川一水) 西暦2349年、ドロテア・ワットの事件から約半世紀が過ぎた小惑星パラスの地下で、タケカズ・バンダイは娘のザリーカと二人で、農業を営んでいた。書評評価:☆☆☆☆☆ 西暦2349年、ドロテア・ワットの事件から約半世紀が過ぎた小惑星パラスの地下で、タケカズ・バンダイは娘のザリーカと二人で、農業を営んでいた。貧しく、苦労の連続で、都市の人間からはバカにされる仕... - 【天冥の標 (3) アウレーリア一統】同じ亜種でありながらも違う境遇
2011.09.08
天冥の標 (3) アウレーリア一統(小川一水) 2巻の出来事から約300年後のこと。書評評価:☆☆☆☆☆ 2巻の出来事から約300年後のこと。 小惑星帯に成立した国家の一つであるノイジーラント大主教国の主教の一人であり、強襲砲艦エスレル艦長でもあるサー・アダムス・アウレーリアは、海賊討伐任務の捜査の一環として救世群の居留地である小惑星に向かう。 抑圧され、資源もない小惑星まで追いやられた救世群連絡会議のメン... - 【天冥の標 (2) 救世群】要素の付加による形質の変化
2011.09.07
天冥の標 (2) 救世群(小川一水) 時間は巻き戻り、西暦2010年代の日本に舞台は移る。国立感染症研究所に所属する感染症専門医の児玉圭伍と矢来華奈子は、アウトブレイク発生の報を受け、パラオに向かう。到着した島で初めに見たものは、浜辺に転々と転がる人の死体だった。書評評価:☆☆☆☆☆ 時間は巻き戻り、西暦2010年代の日本に舞台は移る。国立感染症研究所に所属する感染症専門医の児玉圭伍と矢来華奈子は、アウトブレイク発... - 【天冥の標 (1) メニー・メニー・シープ 下】謎がいっぱい、というか、何が謎なのかもまだよく分からない
2011.09.07
天冥の標 (1) メニー・メニー・シープ 下(小川一水) セナーセー市がついに臨時総督に叛旗を翻すも、軍警の圧倒的物量の前に敗北してしまう。地下に潜って革命活動を続けるアクリラ、カドム、エランカは、ラゴスやイサリの助けを借り、その他の市を巻き込みつつ、軍警の内部分裂、そして臨時総督の捕縛を目指すのだが。書評評価:☆☆☆☆☆ セナーセー市がついに臨時総督に叛旗を翻すも、軍警の圧倒的物量の前に敗北してしまう。地... - 【天冥の標 (1) メニー・メニー・シープ 上】与えられた条件の中で、人々は懸命に生き抜こうとする
2011.09.06
天冥の標 (1) メニー・メニー・シープ 上(小川一水) 拡散時代を迎えた地球人類は、数多くの移民船を他の恒星系に向かって送り出した。多くの植民船は無事に植民星に到着し、そのテクノロジーを生かして繁栄し再び植民船を送り出すようになる。書評評価:☆☆☆☆☆ 拡散時代を迎えた地球人類は、数多くの移民船を他の恒星系に向かって送り出した。多くの植民船は無事に植民星に到着し、そのテクノロジーを生かして繁栄し再び植民船... - 【天冥の標 (4) 機械じかけの子息たち】行為の果てにあるもの
2011.05.21
天冥の標 (4) 機械じかけの子息たち(小川一水) 救世軍連絡会議議長グレア・アイザワの義弟キリアン・クルメーロ・ロブレスは、とある理由によりたどり着いた小惑星で、アウローラ・P・アルメンドロスという少女に出会う。彼女と彼女の姉ゲルトルッドは、無条件の好意をキリアンに示してくるのだが、彼女たちの一族の名前は恋人たち(ラバーズ)といった。書評評価:☆☆☆☆☆ 救世軍連絡会議議長グレア・アイザワの義弟キリアン・...