新世界より(貴志祐介) カテゴリ記事一覧
- 【新世界より (下)】醜悪な真実
2012.11.17
新世界より (下)(貴志祐介) 26歳となった渡辺早季は、町立保健所の異類管理課に就職していた。異類とはすなわちバケネズミのことだ。そんなある日、妙法農場に就職した朝比奈覚が、奇妙な話を持ち込んでくる。大雀蜂系のコロニーの兵士たちが、塩屋虻系コロニーのバケネズミに奇襲されたというのだ。書評評価:☆☆☆☆☆ 26歳となった渡辺早季は、町立保健所の異類管理課に就職していた。異類とはすなわちバケネズミのことだ。そん... - 【新世界より (中)】無邪気な実験動物
2012.11.17
新世界より (中)(貴志祐介) 外来のバケネズミ土蜘蛛に封殺されていた塩屋虻コロニーを結果的に救った朝比奈覚と渡辺早季だったが、スクィーラが町に状況を報告したため、倫理委員会や教育委員会により二人が処分される可能性は高まった。生き残りを賭けて脱出したところで青沼瞬、秋月真理亜、伊東守と合流することが出来たものの、大雀蜂コロニー軍を率いる奇狼丸将軍が彼らを追跡する気配をひたひたと感じる。書評評価:☆☆☆☆☆... - 【新世界より (上)】新しい点はどこか?
2012.11.17
新世界より (上)(貴志祐介) 渡辺早季は、神栖66町の町長である杉浦敬と図書館司書の渡辺瑞穂の娘として生まれた。八丁標という注連縄で囲まれた神栖66町の外には悪鬼や業魔というまつろわぬ存在がいるものの、内側では人々は慈しみ合い、貨幣に依らぬ安定した社会を築き上げていた。その礎となっているのは呪力だ。書評評価:☆☆☆☆☆ 渡辺早季は、神栖66町の町長である杉浦敬と図書館司書の渡辺瑞穂の娘として生まれた。八丁標と...