サクラダリセット(河野裕) カテゴリ記事一覧
- 【サクラダリセット (7) BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA】選んだ先にしか未来はない
2012.04.01
サクラダリセット (7) BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA(河野裕) 管理局対策室室長の浦地正宗の両親は、咲良田の能力を管理するために、当時少年だった加賀谷の能力によって礎となった。ゆえに能力を忌避する浦地は、岡絵里の能力によって未来視の相麻菫に能力の使い方を忘れさせ、宇川沙々音に能力の暴走を演出させ、管理局に咲良田中の能力者に能力の存在を忘れさせるという最終手段を了承させることに成功した。書評評価... - 【サクラダリセット (6) BOY, GIRL and ――】40年の思いをリセットする決意
2011.11.29
サクラダリセット (6) BOY, GIRL and ――(河野裕) 二年前に死んだ相麻菫を能力を組み合わせて黄泉帰らせたことで、春埼美空は恐怖を感じてしまった。それは、浅井ケイが自分を、自分の能力であるリセットを必要としなくなるのではないかという恐怖。世界を3日分巻き戻すという能力よりも、相麻の未来視能力の方が使い勝手が良いはずだからだ。書評評価:☆☆☆☆☆ 二年前に死んだ相麻菫を能力を組み合わせて黄泉帰らせたことで、春... - 【サクラダリセット (5) ONE HAND EDEN】敗れてもなお救いはある
2011.04.27
サクラダリセット (5) ONE HAND EDEN(河野裕) 人間に様々な能力が宿る街・咲良田で、浅井ケイは2年前に事故死した友人・相麻菫を再生した。彼女自身が仕組んだ出会いに導かれるように、様々な能力を重ね合わせて。そんな相麻菫には、まだ浅井ケイにも言えない望みがひとつあるらしい。書評評価:☆☆☆☆☆ 人間に様々な能力が宿る街・咲良田で、浅井ケイは2年前に事故死した友人・相麻菫を再生した。彼女自身が仕組んだ出会いに... - 【サクラダリセット (4) GOODBYE is not EASY WORD to SAY】補完的・予告的な短編集
2010.11.28
サクラダリセット (4) GOODBYE is not EASY WORD to SAY(河野裕) 連番なので長編だと思い込んでいたらまさかの短編集。ですが、長編に漂う静謐な雰囲気はそのままに、短いので読みやすく凝縮された仕上がりになっていると思います。書評評価:☆☆☆☆☆ 連番なので長編だと思い込んでいたらまさかの短編集。 芦原橋高校入学初日の奉仕クラブの初仕事を描く「ビー玉世界とキャンディレジスト」、野ノ尾盛夏が出会った月を目指す猫... - 【サクラダリセット (3)】未来予知と数多の能力が導く奇蹟!
2010.10.05
サクラダリセット (3) MEMORY in CHILDREN(河野裕)今を知るためには過去を知らなければならない。すでにこの世にいない人物でありながら、主人公たちの心の中心にいる人物、相麻菫の物語がここに語られる。そして、周到に準備されたピースが集まるとき、奇跡の復活が実現する!まずは、1巻、2巻を先に読みましょう。ここから読むのはもったいないです。書評評価:☆☆☆☆☆ 浅井ケイと春埼美空がこれまで出会ってきた人たちの能力... - 【サクラダリセット (2)】長大な伏線の中だるみがない第2巻!
2010.10.05
サクラダリセット (2) WITCH,PICTURE and RED EYE GIRL(河野裕)咲良田の中枢にいる人物から浅井ケイへの招待状。ただの石ころにしか見えないマクガフィンが重大な意味を持ちだす。次巻まで続く長大な伏線がありながらも、単品でも楽しむことが出来る良作だと思います。まずは1巻からどうぞ。書評評価:☆☆☆☆☆ 八月九日水曜日。マクガフィンが欲しい、という突然の電話を受けた浅井ケイは、佐々野宏幸という人に会うために出向い... - 【サクラダリセット】デビュー作にして傑作のかおりがする!
2010.10.05
サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY(河野裕)咲良田という地方都市に住む人間は不思議な力を持っている。そしてその力は咲良田の外に出ると失われてしまう。そこに住む高校生の少年少女を中心として、その力に秘められた謎に迫っていく。作者のデビュー作だが、構成が緻密に作り込まれていて面白い。書評評価:☆☆☆☆☆ 見かけは三人称の文体なのだが、実際は浅井ケイと春埼美空、二人の高校生の視点で交互に語られ...