舞原一族(綾崎隼) カテゴリ記事一覧
- 【ノーブルチルドレンの愛情】埋まらない隙間
2012.08.31
ノーブルチルドレンの愛情(綾崎隼) 舞原吐季は、異母妹の舞原七虹の義妹である舞原琴寧の被害を調べる過程で、長谷見芽衣が行っていた事実と、それに対して桜塚歩夢がどんな決着をつけたのかを知ってしまった。そして桜塚歩夢は、愛する千桜緑葉からの断罪を受け、自らを裁くために姿を消してしまう。書評評価:☆☆☆☆ 舞原吐季は、異母妹の舞原七虹の義妹である舞原琴寧の被害を調べる過程で、長谷見芽衣が行っていた事実と、そ... - 【ノーブルチルドレンの断罪】失っても守りたいもの
2012.04.30
ノーブルチルドレンの断罪(綾崎隼) 琴弾麗羅は舞原家への復讐のために舞原吐季と縁を切り、孤独に苛まれる吐季は千桜緑葉と付き合うことになった。桜塚歩夢に異母妹の舞原雪蛍を紹介してみたり、また違う異母妹の舞原七虹に保科彩翔という友人がいることを知ったり、吐季が他人に興味を持つようになったのは緑葉の影響が大きい。書評評価:☆☆☆☆ 琴弾麗羅は舞原家への復讐のために舞原吐季と縁を切り、孤独に苛まれる吐季は千桜... - 【ノーブルチルドレンの告別】拭い去れない過去
2011.08.24
ノーブルチルドレンの告別(綾崎隼) 昼寝をするために演劇部に所属した舞原吐季と琴弾麗羅、将来の夢の準備として保健部を作った千桜緑葉と桜塚歩夢は、同じ部室をシェアすることになった。実家同士が敵対関係にあるにもかかわらず吐季に惚れてしまった緑葉、吐季と麗羅の間にある拭い去れない過去。そういったものが、麗羅の中学時代の同級生、速水市夏が訪ねて来たことで、現在の問題となって噴出してくる。書評評価:☆☆☆☆☆ ... - 【初恋彗星】移り行く時間の中で変化しないことは狂気とも呼べる
2011.07.12
初恋彗星(綾崎隼) 小学生の頃に出会い付き合い始めた舞原星乃叶と逢坂柚希、そして彼の幼なじみである美蔵紗雪。しかしある日、星乃叶は家庭の事情で引越しをすることになる。星乃叶は柚希に浮気しないことを誓わせ、手紙で連絡を取り合う約束をして旅立っていくのだが…。書評評価:☆☆☆☆☆ 小学生の頃に出会い付き合い始めた舞原星乃叶と逢坂柚希、そして彼の幼なじみである美蔵紗雪。しかしある日、星乃叶は家庭の事情で引越し... - 【ノーブルチルドレンの残酷】出会うべからざる二人の出会い
2011.06.25
ノーブルチルドレンの残酷(綾崎隼) 舞原吐季、17歳。地元を代表する舞原家の総領息子。いつも眠い。学校でも安眠するスペースを確保するため、放送部の廃部により空いた枠を獲得するため、琴弾麗羅と共に、舞原七虹の名前を借りて、演劇部を創部しようとする。もちろんその目的は、部室にベッドを置いて眠るためであり、演劇をすることではない。書評評価:☆☆☆☆ 舞原吐季、17歳。地元を代表する舞原家の総領息子。いつも眠い。... - 【蒼空時雨】昔の面影、目の前のあなた
2010.11.26
蒼空時雨(綾崎隼) アパートの前でずぶ濡れになっていた所を助けた女性、譲原紗矢は何故か自分の部屋に居候することになってしまう。彼女がスーパーに職を見つけ、出会ってから1ヶ月後、ようやくアパートの前にいた理由が明かされるのだが… 書評評価:☆☆☆☆ アパートの前でずぶ濡れになっていた所を助けた女性、譲原紗矢は何故か自分の部屋に居候することになってしまう。彼女がスーパーに職を見つけ、出会ってから1ヶ月後、よう... - 【吐息雪色】一歩を踏み出すきっかけ
2010.11.23
吐息雪色(綾崎隼) 作者としてはこのシリーズを「花鳥風月」シリーズと呼んで欲しいそうなので、どういう雰囲気の恋愛小説かはイメージしていただけるだろう。全体を哀切な空気が覆っており、その中に最後まで貫き通す芯がある。そういった、雰囲気で読ませる作品だと思う。書評評価:☆☆☆☆ 結城佳帆は12歳の時に両親を亡くし、年の離れた妹・真奈と二人きりの家族で過ごしてきた。その妹は、中学の時にした不注意の結果がもたら... - 【永遠虹路】しぐさから感じる過去の影
2010.10.12
永遠虹路(綾崎隼) 三部作の最後の作品。特につながりはないのだが、何となく雰囲気が三部作。しっとりとした、静かなラブストーリーです。書評評価:☆☆☆☆ 営業部の夏目瑛太は、派遣社員として入社した舞原七虹に興味を引かれる。飛びぬけた美貌とスタイル。だが人とは関わらない。名前で呼ばれることを嫌がる。並んで歩く時は必ず車道側を歩く。時折、夕焼け空を見て寂しそうな表情を浮かべる。 そういった彼女の振る舞いが示...