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【彼女を言い負かすのはたぶん無理 (2)】言わなければ伝わらない

彼女を言い負かすのはたぶん無理 (2)(うれま庄司)

 ディベート部に入部した桜井祐也は、今日も副部長・九重崎愛良とディベートをしていた。ジャッジは同じ一年の橘詩織。部長の本郷桐彦も一緒だ。ただし場所は校舎の屋上。放送設備をジャックし、ディベート内容は校内中に響き渡っている。テーマは「高校野球の女子マネージャーにドラッカーのマネジメントは不要」である。



書評


評価:☆☆☆☆

 ディベート部に入部した桜井祐也は、今日も副部長・九重崎愛良とディベートをしていた。ジャッジは同じ一年の橘詩織。部長の本郷桐彦も一緒だ。ただし場所は校舎の屋上。放送設備をジャックし、ディベート内容は校内中に響き渡っている。テーマは「高校野球の女子マネージャーにドラッカーのマネジメントは不要」である。
 ディベートが終わる頃、おっとり刀で駆けつけて来たのは、桜井の担任にして学年主任の増岡だ。生徒は教師に従っていれば良いというタイプの教師である増岡には、自由奔放に振る舞うディベート部は目障り。しかも、先生様である自分をバカにしたようにからかう九重崎には、我慢がならない。

 そんな増岡の願いが天に届いたのか、誰かが吹き込んだのか、県教育委員会からのお達しで、桜井と九重崎の退学処分が職員会議に諮られることになってしまう。満面の笑みをこらえて彼らを校長の前に引き出した増岡だったが、校長の下した処分は、比較的寛大なものだった。

 最近のラノベでは珍しいパターンだと思うのだが、主人公たちの前に立ちふさがる敵は、理解のない大人の代表格としての教師だ。セカイ系の流れ以降、ラブコメも異能バトルにつながりがちなので、こういう身近にありそうなネタは貴重だと思う。近年だと「学校の階段」もこの作品と同様のテーマだった。

 それはともかく、停学3日に処せられたアイラだったが、桜井が止めるのも聞かず、停学期間中に学校に来ようとする。いくら必死に説得しても、いつものようにからかってはぐらかすアイラに、ついに桜井は怒りを爆発させてしまう。
 一方、芝原麻衣子という友人を作り、順調に世界を広げつつある橘詩織は、また新たな一歩を踏み出そうとしていた。それは桜井に新たな悩みを与えることになる。

 高校は義務ではないが、“教育”機関だ。学校教育法がいうから間違いない。では、教師は勉強だけ教えていれば良いのか?
 いや、それでは“教育”の“教”しか満たしていないだろう。腐ったミカンを切り捨てるだけで、生徒を“育”むことができないならば、教師は辞めた方が良いと思う。社会にはもっとたくさん職業があり、それを自由選択することは憲法によって保障されているのだから。

 しかし、この作品はディベートが物語の中核になれていない気もするな。ディベートじゃなくて、問題行動を起こす部活ならば何でも良いのではないだろうか?それに、部長があまりにも存在感が無さ過ぎる。存在感がある設定なのに…。

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