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【三井澄花と四角い悪魔 (2)】現実とぶつかる理想

三井澄花と四角い悪魔 (2)(高遠豹介)

 大学生だった菱見勇司は、友人と思っていた人たちに騙されて借金を背負わされ、その借金を肩代わりしてくれた三井澄花に誘われて、関東特区銀行系列のKTカードに就職した。




書評


評価:☆☆☆☆

 大学生だった菱見勇司は、友人と思っていた人たちに騙されて借金を背負わされ、その借金を肩代わりしてくれた三井澄花に誘われて、関東特区銀行系列のKTカードに就職した。
 彼が配属されたのは、三井澄花が班長を務める個別対応班。回収が困難な債権者を相手にする部署なのだが、実は頭取の孫である澄花を隔離するためにつくられた部署でもある。だが、同僚の斎田莉奏奈は、STG(スーパー定時帰り)を習得した、有能で魅力あふれる女性であり、そんなに悪い居場所ではない。

 高校生の遠藤織子の債権回収をこなし、少し早い社会人としての第一歩を踏み出した菱見勇司だったが、最近は債権回収の難しさを体感していた。自分の意志で金を借りたのに期限までに返さない。督促すれば盗人猛々しく怒鳴る。そんな債務者に嫌気が指し始めていたのだ。
 そんなときに彼の担当となった債務者・穴岡翔は大学生だ。ショッピング枠を現金化し、30万円以上の滞納をしているものの、何に使っているかを語らない。そうこうするうちに、彼の妹の穴岡舞瑠が会社に乗り込んでくる。

 自分を救ってくれた澄花に諭された様に、そして織子が頑張った様に、取り立ては債務者の救済になるとの信念のもと、今日も取り立ての電話をする勇司だったが、債務者たちの現実に、その理想にむなしさを感じ始める。それは数字にも表れ、澄花の期待に応えられないというプレッシャーになっていくのだ。
 そんな中で行われる、織子とのデート。ぎこちない二人の関係も敬語が取れて来て少しは近づいたかと思いきや、デート中に勇司は大失敗を犯してしまう。そして上司の澄花とは、仕事とプライベートのバランスが上手く取れていない。そのぎくしゃくさは、仕事のモチベーションとなるのか、あるいはデモチベーションされる結果となるのか?

 だけど澄花は、なんで勇司を気に入ったのかなあ?


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