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【俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (5)】夏休みが終わる前に

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (5)(裕時悠示)

 伯母の桐生冴子の仕掛けを切っ掛けにして、春咲千和は季堂鋭太に告白した。未だ彼女のことを幼なじみとしてしか見れないという鋭太に、千和は女の子として見てもらうための努力を開始する。一方、鋭太は遊井カオルに相談して心の平穏を手に入れようとするのだが…もうカオルについてはっきりさせちゃおうよ。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 伯母の桐生冴子の仕掛けを切っ掛けにして、春咲千和は季堂鋭太に告白した。未だ彼女のことを幼なじみとしてしか見れないという鋭太に、千和は女の子として見てもらうための努力を開始する。一方、鋭太は遊井カオルに相談して心の平穏を手に入れようとするのだが…もうカオルについてはっきりさせちゃおうよ。
 自演乙を鋭太のハーレムサークルと解釈する風紀委員長の石毛まつりの誤解を解くため、冬海愛衣に連れられて風紀委員会に出向いた鋭太は、委員長の誘惑に耐えられたら合格という奇妙な試験を課せられることになる。

 そんな風に、残る夏休みを幼なじみと婚約者に追い込まれていた鋭太の家を、家出してきた秋篠姫香が訪ねてくる。姉の秋篠優華が、彼女が大切にしていたマンガなどを捨ててしまったのが家出の理由だ。偶然外で出会った夏川真那を巻き込み、非オタクを説得する策を練る3人だったが…。
 そして彼女の夏川真涼は、彼氏の季堂鋭太が他の女の子たちと遊んでいる姿を見て、なにやらモヤモヤした感情を抱えていた。フェイクのはずなのにフェイクじゃ無い。やがて、季堂鋭太を囲む少女たちは、それぞれの想いをぶつけ合うことになる。

 主人公が未だ立ち止まっている内に、ヒロインたちはそれぞれの想いに対するゴールを見据えて動き始めた。出遅れることは即敗北を意味する。しかし、季堂鋭太の前で喧嘩をすることは出来ない。奇妙な連帯感と、相反する利害が軋み合い、自演乙の部室を満たしていくのだった。
 そして、その奇妙な均衡状態は、ちょっとした気の緩みから崩壊していくことになる、かも。


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