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【冴えない彼女の育てかた】ヒロインではなく、主人公の情熱がヒロインを決める

冴えない彼女の育てかた(丸戸史明)

 アニメのBlue-ray初回特典版などを購入するために新聞のアルバイトをし、周囲に布教活動をする、自他共に認める突き抜けたオタクである安芸倫也は、桜の咲く坂の上で、帽子を風に飛ばされた少女と出会う。




書評


評価:☆☆☆

 アニメのBlue-ray初回特典版などを購入するために新聞のアルバイトをし、周囲に布教活動をする、自他共に認める突き抜けたオタクである安芸倫也は、桜の咲く坂の上で、帽子を風に飛ばされた少女と出会う。
 そのギャルゲー的な出会いにインスピレーションを受けた倫也は、相手の名前も聞かずに帰り、彼女をヒロインとした同人ギャルゲーの企画をしようと試みる。

 実はその少女は、これまで何度か会話したことがある同級生の加藤恵だったことに学校で再会して初めて気づくのだが、普段の彼女は、先日の衝撃的な出会いで受けた印象とは全く異なり、萌要素など全くない、あまりにも気軽すぎる、気負いもドキドキ感も得られない、ヒロインとは無縁の少女だったのだ。
 そこで、彼女の魅力を底上げし捏造するため、安芸倫也はその人脈から、一級のシナリオライターとイラストレーターを企画に参加させようとする。それは、完全無欠の優等生として認知されている、実は売れっ子ラノベ作家の先輩である霞ヶ丘詩羽と、美術部のエースで父親は英国外交官のお嬢様と認識されている、実はオタクの同人作家である澤村・スペンサー・英梨々だった。

 しかし二人は、安芸倫也の表紙だけの企画書を一別すると、何か過去の嫌な思い出を想起したのか、速攻で拒否。だが、自身にクリエイターとしての資質は無いながらも、粘り強さと強引さには定評がある安芸倫也は、何もしないからと言ってホテルに連れ込むナンパ男のごとき強引さで加藤恵を巻き込み、加藤恵も何ら警戒感を抱くこと無くあっさりと巻き込まれ、霞ヶ丘詩羽と澤村・スペンサー・英梨々を懐柔する作戦に出る。
 だが、安芸倫也は何も分かっていなかった。何故、霞ヶ丘詩羽と澤村・スペンサー・英梨々が彼の提案をあっさりと蹴ったのか、その理由の本質を。それを彼が理解したときには、事態は既に彼の手を離れていたのだ。

 品薄感が演出されていたのでとりあえず買ってみた。タイトルからも分かるとおり、実はヒロインはいてもいなくても変わらない構成になっている。最後まで、いてもいなくても良い。ただの切っ掛け、導入装置に過ぎないと言い切っても過言では無い。
 あえてこの作品にラブコメとしての特徴を見いだすなら、それは、恋とは恋に落ちるきっかけこそが特別であり、それを維持するためには、互いにその特殊性を演じ続けるか、あるいは平凡さ普通さに喜びを見いだし、日常に落とし込んでいくしか無いという現実を突きつけているところだろうか。

 同人業界のあるあるネタみたいなものが盛り込まれているようで、いわゆる消費型のオタクを主人公にしておきながら、それを蔑ろにしている印象も受ける。そういう人たちがいるからあなた方も生活出来るんでしょうに。こう考えると、非常に狭いマーケットに向けた作品と断じざるを得ない。ちなみにボクは、そのマーケットには入っていない。


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