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【ロゥド・オブ・デュラハン】人の思いが行き過ぎた先

ロゥド・オブ・デュラハン(紫藤ケイ)

 領王の娘姉妹リラとアデーレの死体を冒涜する死術師の拠点に単身乗り込んだ傭兵の少年アルフォンスは、あっさりと返り討ちになりそうなところを、死期を告げる精霊デュラハンのリィゼロッテと死者の声を聞く少女フリーダに助けられる。




書評


評価:☆☆☆☆

 領王の娘姉妹リラとアデーレの死体を冒涜する死術師の拠点に単身乗り込んだ傭兵の少年アルフォンスは、あっさりと返り討ちになりそうなところを、死期を告げる精霊デュラハンのリィゼロッテと死者の声を聞く少女フリーダに助けられる。
 せめて、親しく接してくれたリラとアデーレの仇を討ちたいと、リィゼロッテたちに同行を申し出るアルフォンスだったが、姫たちの護衛だった騎士ライナイトまでもが失踪し、アルフォンスは失意と怒りにまみれそうになる。

 芯の仇たる殺戮の精霊レッドキャップの痕跡を追い求めて旅をすることになった3人は、涙を肩代わりする精霊パンシーのゲルダと知り合い、死の運命に抗い何かをなそうとする妄念に囚われた人々の姿を見ていくことになる。そしてその過程で、3人は自らのなすべきことに気づいていくのだった。

 少しエピソードを盛り込みすぎかなというのが第一印象で、結果、誰がメインの主人公だったのかがぼやけてしまった印象がある。おそらくはリィゼロッテなのだが、彼女の事情は後半になるまで語られることはないため、どうしてもアルフォンスに目が行きやすい。そうなると、アルフォンスがリラ、アデーレ姉妹の喪失に感じた憤りが読者に伝わってくる仕掛けが前半に不足しているため、彼の行動原理が見えにくく薄っぺらいように感じてしまう。
 個人的には、まずアルフォンスとリラたちの出会いの場面と関係を深めていく経緯があり、それが突然断ち切られたことによる絶望をしっかりと印象づけてから、復讐に駆り出されていく様を描き、そこからの解放という流れにした方が分かりやすかったように思う。そしてそれに厚みを増す形で、リィゼロッテの物語を後半に盛り込んでいった方が良かったのではないだろうか。

 第3回「このライトノベルがすごい!大賞」大賞受賞作品だ。


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