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【ひきこもりの彼女は神なのです。 (7)】神の本質がカギ

ひきこもりの彼女は神なのです。 (7)(すえばしけん)

 氷室亜夜花の父である氷室結が、名塚天人に三本勝負を持ちかけてきた。勝負を受ければ、その間はニュートラルハウスの住人に手を出すことはないという。再び引きこもってしまった氷室亜夜花のことも考え、結局、勝負を受けることにした天人だったが、彼はまだ分かっていなかった。結はかつて柚原千那や柚原万那の兄である柚原一二三を存在消滅間際まで追い込んだ、大層いたずら好きの神であるという事実を。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 氷室亜夜花の父である氷室結が、名塚天人に三本勝負を持ちかけてきた。勝負を受ければ、その間はニュートラルハウスの住人に手を出すことはないという。再び引きこもってしまった氷室亜夜花のことも考え、結局、勝負を受けることにした天人だったが、彼はまだ分かっていなかった。結はかつて柚原千那や柚原万那の兄である柚原一二三を存在消滅間際まで追い込んだ、大層いたずら好きの神であるという事実を。
 単純に力比べをするならば、古き神である結と、半天使に過ぎない天人では勝負にならない。二人の勝負は、予言成就を競うものとなった。つまり、一方が予言をし、予言通りに現実が運べば予言者の勝ち、それを阻止することができればもう一方の勝ちという勝負だ。

 氷室結の最初の予言は、一週間以内に羽村梨玖が自発的にニュートラルハウスを出ていくというもの。密かに梨玖に探りを入れ、出ていく気配が全くないことに安心する天人だったが、その直後、氷室亜夜花や御子神てとらと話した梨玖は、本当に自発的にニュートラルハウスを出て行ってしまった。そしてその行方は、魔術師である和泉小詩や、狼であるウルリカにも探れない。
 意気消沈する天人の心の隙に付け込むように、氷室結が天人に繰り出した相手は、彼の息子である《沼に棲まう大狼》大神太陽だったのだ。

 とにかく人の心の闇に付け込んで、人と人との関係に不信感を埋め込んでいくことに生きがいを感じるような氷室結の相手を、猪突猛進だけが取り柄のような天人がしなければならないわけで、まともに戦えば勝負にならない。そして、これまでじわじわと信頼関係を気付いてきたはずの人々が、天人の前から去ってしまうという現実は、いかにポジティブな天人とは言え、なかなかに耐えられない現実だ。
 しかし、本作の特徴であるように、最後にはどんでん返しが待っている。今回のそれは《在りて在るもの》であるてとらの性質の対極にあるものであって、なかなかに面白い…のだけれど、それだけのリスクを負ってもてとらがそうした理由は分からないな。意外に自分が決めたルールには厳しいのかな?


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