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【ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記】不幸な出会い

ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記(海法紀光)

 種子島では悪名名高い天才少女中学生の瀬乃宮みさ希は、拡張現実上のAIであるアイリと友達になり、そのマスターである君島コウと知り合いになる。初めて出会った、自分を子供扱いしない大人であるコウに対して恋心を抱くみさ希は、彼が精神のアプローチから人類の拡張を目指すのに対し、肉体的アプローチからの拡張として、巨大ロボット製作を志した。




書評


評価:☆☆☆☆

 種子島では悪名名高い天才少女中学生の瀬乃宮みさ希は、拡張現実上のAIであるアイリと友達になり、そのマスターである君島コウと知り合いになる。初めて出会った、自分を子供扱いしない大人であるコウに対して恋心を抱くみさ希は、彼が精神のアプローチから人類の拡張を目指すのに対し、肉体的アプローチからの拡張として、巨大ロボット製作を志した。
 高校に入り、伊禮瑞榎と頑張って友達になり、彼女の紹介で長深田充彦らを巻き込んだみさ希は、藤田鉄治からの協力を得る条件として、ROBO-BANでの優勝を目指すことになる。ROBO-BANとはホビーロボットを使った格闘大会のことだ。

 全ては順調に行っているように思っていたみさ希だが、アイリのモデル、行舟愛理という人物を知ったことで、全てが狂い始める。そしてその狂いは、愛する妹である瀬乃宮あき穂や、その友人の八汐海翔をも巻き込んで行くのだった。

 手記ということなので基本的に一人称表現なのだが、みさ希視点の描写だけでなく、別人物視点の描写も織り込まれる。その理由は本作の最後で明らかになるのだが、なかなかにホラー。人称と全体の構成が密接に関連しているという意味で面白い。
 仮題は「瀬乃宮みさ希の遺言状」となっていたが、納得だ。


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