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【新世界より (上)】新しい点はどこか?

新世界より (上)(貴志祐介)

 渡辺早季は、神栖66町の町長である杉浦敬と図書館司書の渡辺瑞穂の娘として生まれた。八丁標という注連縄で囲まれた神栖66町の外には悪鬼や業魔というまつろわぬ存在がいるものの、内側では人々は慈しみ合い、貨幣に依らぬ安定した社会を築き上げていた。その礎となっているのは呪力だ。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 渡辺早季は、神栖66町の町長である杉浦敬と図書館司書の渡辺瑞穂の娘として生まれた。八丁標という注連縄で囲まれた神栖66町の外には悪鬼や業魔というまつろわぬ存在がいるものの、内側では人々は慈しみ合い、貨幣に依らぬ安定した社会を築き上げていた。その礎となっているのは呪力だ。
 呪力に目覚めぬ子供たちは、八丁標の外に出ることは出来ない。だが、祝霊と呼ばれる現象が起きれば、子供たちは和貴園などの小学校を卒業し、全人学級に進学して呪力の使い方を学ぶ。そして、祝霊が来ない子供の存在を、子供たちが知ることはない。

 全人学級に進学した渡辺早季は、朝比奈覚、青沼瞬、秋月真理亜、伊東守と共に、利根川水系を遡り、霞ヶ浦にカヌーで向かうキャンプに出かけた。そして太陽王の戒めを破り、禁じられた上流域に踏み込んでしまう。そしてそこで彼らは、悪魔のミノシロモドキと呼ばれる存在と出会い、彼らの社会に埋め込まれた欺瞞を知ることになる。

 現代社会と連続した時間軸にありながら、現代から断絶した社会基盤と生態系を持っている世界において生まれた子供たちの当たり前と思っていた常識が、本来の人間の性質から考えると極端に調整されたものであることを暴いていく。
 当然、読者はその違いに気づいているわけではあるが、歴史的人物の存在などから彼らの世界が今の延長線上にあることは明らかでありながら、その差異が具体的に何であるのか、そしてそれがなぜ起きたのかという謎を抱えつつ、読み進めることになる。


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