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【五感を研ぎ澄ませて】切り取りきれない群像劇

五感を研ぎ澄ませて(永田ガラ)

 美大の院生の田村浩介、チェロ教室に通う林一花、兄に扶養されている留学生の折原檀、外資系企業で働く折原恭一、フランスでウェイターをしていたジャン、どんな料理もコピーできるクロードなどという人物が登場する群像劇だ。基本的にはそれぞれの男女関係の在り方を描きつつ、出会いと別れが連なっていく様を示している。




書評


評価:☆☆☆☆

 美大の院生の田村浩介、チェロ教室に通う林一花、兄に扶養されている留学生の折原檀、外資系企業で働く折原恭一、フランスでウェイターをしていたジャン、どんな料理もコピーできるクロードなどという人物が登場する群像劇だ。基本的にはそれぞれの男女関係の在り方を描きつつ、出会いと別れが連なっていく様を示している。

 個人的に群像劇はあまり好きにはなれない。小説は人の生き様を切り取るものだが、群像劇は人間関係の都合の良い部分だけを切り取っている気がするからだろう。何となく、それが役に立つ、役に立たないという視点で関係を継ぎ接ぎしている感が気に入らないのだと思う。
 群像劇には主人公がいないとも言う。しかし、多くの場合、主軸となる人物はおり、その人物の行く末に到着することで物語は幕を下ろす。その意味で本作には、二人ないし四人の主人公がいる気がする。だがその主人公たちは最後まで登場することはなく、途中で主人公のバトンを渡して切り替わっていく。最後の主人公に至っては、エピローグのところにしか登場しない。

 そんなわけで、個人的には無駄に長い様に感じられる物語だった。もう少し上手い切り取り方があったであろうと思う。
 ただ、シャープひとつで歴史を否定するというような解釈が出来る「古風な舞曲」の話は面白かった。こういう部分に注目して展開するのは良い気がする。


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