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【東京レイヴンズ (7) DARKNESS_EMERGE】核心

東京レイヴンズ (7) DARKNESS_EMERGE(あざの耕平)

 「烏羽織」を求めて陰陽塾と陰陽庁を同時襲撃した蘆屋道満と、独立祓魔官の木暮禅次朗らの協力を得ながらもほぼ単独で道満を退けた大友陣との呪術合戦の有り様を見て、土御門春虎の意識は大きく変化した。ところが、土御門夏目、阿刀冬児、倉橋京子、百枝天馬、大連寺鈴鹿ら、同じ情景を見ていたはずの面々は、春虎ほど衝撃を受けていない様子だ。自分は未だ呪術の本質を見極めることができない。春虎は自分に対する強いいらだちを感じる。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 「烏羽織」を求めて陰陽塾と陰陽庁を同時襲撃した蘆屋道満と、独立祓魔官の木暮禅次朗らの協力を得ながらもほぼ単独で道満を退けた大友陣との呪術合戦の有り様を見て、土御門春虎の意識は大きく変化した。ところが、土御門夏目、阿刀冬児、倉橋京子、百枝天馬、大連寺鈴鹿ら、同じ情景を見ていたはずの面々は、春虎ほど衝撃を受けていない様子だ。自分は未だ呪術の本質を見極めることができない。春虎は自分に対する強いいらだちを感じる。
 そんな陰陽塾の外側では、陰陽庁による、権力拡大の動きが始まっていた。大規模霊災に対抗する権限を獲得するための法改正、そして主導権獲得のための目立つ実績をあげることだ。その手段となったのが、双角会撲滅作戦だ。呪術犯罪捜査部部長の天海大善を戦闘に、内部の背信者摘発に本腰を入れはじめる。

 モヤモヤを抱える春虎の前に現れた、陰陽塾の生徒だという相馬多軌子の存在は、春虎たちを陰陽師の世界に秘められた事柄へとアクセスさせる大きな切っ掛けとなる。そして、単なる一学生としてではなく、呪術の世界に生きるものとしての覚悟を求められることになるのだった。


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