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【星界の戦旗 V: 宿命の調べ】苦境

星界の戦旗 V: 宿命の調べ(森岡浩之)

 アーヴによる人類帝国第27代皇帝アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・アブリアル伯爵(ドリュー・アブリアルサル)・ラマージュ陛下(エルミタ)が下したハニア連邦併合のための雪晶艦隊は、ハニア連邦の内紛の結果引き込まれた人類統合体ら3カ国連合の艦隊に無防備なまま包囲されることになった。さらには、戦力の空白地帯となっていたクリューヴ王国から大規模艦隊が侵入し、帝都ラクファカールへと迫る事態となっていた。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 アーヴによる人類帝国第27代皇帝アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・アブリアル伯爵(ドリュー・アブリアルサル)・ラマージュ陛下(エルミタ)が下したハニア連邦併合のための雪晶艦隊は、ハニア連邦の内紛の結果引き込まれた人類統合体ら3カ国連合の艦隊に無防備なまま包囲されることになった。さらには、戦力の空白地帯となっていたクリューヴ王国から大規模艦隊が侵入し、帝都ラクファカールへと迫る事態となっていた。
 リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵(ドリュー・ハイダル)・ジントは家宰のサムソン・ボルジュ=ティルサル・ティルースと共に忘れじの広間に赴くことになり、帝国宝物のひとつ英雄芳名碑の搬出を指揮することになる。アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・パリューニュ子爵(ベール・パリュン)・ラフィール副百翔長も、襲撃艦フリーコヴをエクリュア・ウェフ=トリュズ・ノール十翔長に任せ、ガフトノーシュ・ドゥラドを以て、帝国宝物の輸送を担うことになった。目的地は臨時帝都となるバルケー王国ソトリュール鎮守府である。

 宿命遺伝子の命じるまま、帝都防衛で散ることを許されず、半非戦闘艦で後方に待避することになったラフィール。一方、弟のアブリアル・ネイ=ドゥブレスク・ウェムダイス子爵(ベール・ウェムダイサル)・ドゥヒールは、次席通信士として乗り込んでいた戦列艦カイソーフが爆散し、事態の悪化と共に、コトポニー星界軍元帥の極秘命令を遂行しなければならない時を迎えていた。

 凄く久しぶりで、刊行予定を見た時は目を疑ったな。第一部完となり、アーヴのこれまでの体制は一変することになる。ラフィールやドゥヒールの運命は、非常時のもたらす徒花という感じだな。このくらいのことがないと実現することはなかった未来かも知れない。


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