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【クロックワーク・プラネット (1)】天才と異能

クロックワーク・プラネット (1)(榎宮祐 / 暇奈椿)

 機械オタクの高校生である見浦ナオトが生まれ落ちた世界は、滅亡後の地球だった。地球は科学者の予想を50億年も裏切って寿命を迎え、緩慢に冷却していく百年で人類は滅亡する運命に陥った。だが、Yと名乗る時計技師が地球の全ての機能を歯車で再現する設計図を引き、「時計仕掛けの惑星」の上で人類は千年の時を過ごしてきた。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 機械オタクの高校生である見浦ナオトが生まれ落ちた世界は、滅亡後の地球だった。地球は科学者の予想を50億年も裏切って寿命を迎え、緩慢に冷却していく百年で人類は滅亡する運命に陥った。だが、Yと名乗る時計技師が地球の全ての機能を歯車で再現する設計図を引き、「時計仕掛けの惑星」の上で人類は千年の時を過ごしてきた。
 千年が過ぎ、「時計仕掛けの惑星」の設計図は失われた。地球のメンテナンスは、日常的な保守を行う軍と、本格的な修繕を行う「国境なき技師団」の両輪により、辛うじて行われている。

 最年少第一級時計技師であるマリー・ベル・ブレゲは、突然のメンテナンス依頼により、日本の京都を訪れる。その道中、飛行機から落下したコンテナが、見浦ナオトの暮すおんぼろマンションを直撃した。
 その中から、あまりにも美しい自動人形、Initial-Yシリーズ壱番機「付き従うもの」リューズを発見した見浦ナオトは、その完璧さを乱すただひとつの歯車を聴いて見つけ出し、修理してしまう。彼は異常な聴覚の持ち主だった。

 滅亡後の地球の京都で生じた危機と、マリー・ベル・ブレゲと護衛ヴァイネイ・ハルター、見浦ナオトと従者リューズの出会いが、世界を救う可能性を生じさせる。


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