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【書物奏鳴】歴史の闇、現在の闇

書物奏鳴(赤城毅)

 第二国際古書籍商連盟(SILAB)に所属するナンバーワンの書物狩人であるル・シャスール/半井優一と、彼が関わることになる、世に出れば歴史や政治を揺るがしかねない書物にまつわる人々の物語の第七弾だ。ナンバーワンの書物偽造師ミスター・クラウンも登場する。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 第二国際古書籍商連盟(SILAB)に所属するナンバーワンの書物狩人であるル・シャスール/半井優一と、彼が関わることになる、世に出れば歴史や政治を揺るがしかねない書物にまつわる人々の物語の第七弾だ。ナンバーワンの書物偽造師ミスター・クラウンも登場する。

「魅せられたひとびと」
 龍崎コンツェルン総帥にして著名な昆虫標本コレクターである龍崎壮太郞からアーサー・ウィドマーク「ニューギニアの動物界」の探索を依頼されたル・シャスール。それは、一頭で人間すら殺す猛毒を持つ未発見の蝶の図解が掲載された自費出版本だ。
 既存の5冊の内、最後の一冊の所有者である緑川由布子博士の遺児である小学生の緑川守に会いに向かったル・シャスールは、彼の亡き父である緑川幸作が所有していたオキシニウスアゲハの標本と、今回の依頼に秘められた過去と謎を詳らかにしていく。

「旧式の陥穽」
 ド・マルシャン元中尉からジョルジュ・シムノン「ある男の首」の確保を依頼されたル・シャスールは、彼から外国・防諜文書調査機関(SDECE)、現在の対外治安総局(DGSE)と秘密軍組織(OAS)の二重スパイだった事実を告白される。そしてシャルル・ド・ゴール将軍暗殺を防ぐ助けとなった彼は、いま現在、OAS残党から報復を受けようとしていた。現場に居合わせたル・シャスールは、戦闘に巻き込まれる。

「天はみそなわす」
 祖父サー・エドウィン・マーレィ提督の遺産を継いだはずのアリシア・マーレィは、その遺産である、祖父の屋敷と蔵書に違和感を抱えて暮していた。ここは、子どもの頃の思い出が残された場所ではないという違和感。そんな彼女の前に、新光国際大学欧米文化学科西洋文化史専攻准教授の半井優一が現れ、その違和感は正しいと告げる。思い出の場所に秘す、哀しい事情とは?

「狩られた狩人」
 外国人排斥と称して大量殺人事件を起こしたナチ地下運動(NSU)の背後でドイツ国家民主党(NPD)が糸を引いていると告発した、内務省連邦憲法擁護庁(BfV)こそが、ツヴィッカウ・トリオをはじめとするスパイを送り込んで扇動し、その事実を隠蔽したという大スキャンダルに関連し、ヴァチカンの枢機卿までもが事件に関わっていたという偽書をエサにして、書物偽造師ミスター・クラウンがル・シャスールを罠にかけようとする。果たしてその罠を見破ることが出来るのか?


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