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【珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を】若きバリスタの闇

珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を(岡崎琢磨)

 京都の街に、家と家の隙間のトンネルを抜けて行った先に、タレーランの名を冠する喫茶店がある。そこには、まだ二十歳そこそこに見える、バリスタの女性がいる。彼女の名は切間美星だ。




書評


評価:☆☆☆☆

 京都の街に、家と家の隙間のトンネルを抜けて行った先に、タレーランの名を冠する喫茶店がある。そこには、まだ二十歳そこそこに見える、バリスタの女性がいる。彼女の名は切間美星だ。
 偶然その店に入り、彼女の入れるコーヒーに自分の理想のコーヒーを見た僕は、忙しい合間を縫ってその店に通い詰める。そんなおいしいコーヒーを入れてくれる彼女は、ミルでコーヒーを挽く間に、ちょっとした謎を解き明かしてしまうのだった。

 連作短編で日常系の謎を取り扱いつつ、物語全体を通じて構築される謎を最後に解き明かす構造になっている。ミステリー要素のある恋愛ものという方が近いかもしれない。もっとも、恋愛要素は非常に淡く曖昧なものではあるが。


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