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【落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)】異常な才能

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)(海空りく)

 魔導騎士の名家に生まれながらも《伐刀者/ブレイザー》として魔力が少なすぎるばかりに実家を放逐された黒鉄一輝は、それでも夢を諦めきれず、魔導騎士を養成する破軍学園に入学した。しかし、実家からの圧力で理事長が職権を乱用し、そのおかげで一年を無駄にして留年することになってしまった。




書評


評価:☆☆☆☆

 魔導騎士の名家に生まれながらも《伐刀者/ブレイザー》として魔力が少なすぎるばかりに実家を放逐された黒鉄一輝は、それでも夢を諦めきれず、魔導騎士を養成する破軍学園に入学した。しかし、実家からの圧力で理事長が職権を乱用し、そのおかげで一年を無駄にして留年することになってしまった。
 新理事長の新宮寺黒乃の計らいで、彼を授業にすら参加させなかった規則は撤廃されたものの、現在の評価制度では最低のFランクにあるという事実は変わらない。それでも最強の騎士を目指すため、七星剣武祭で優勝して頂点である七星剣王になって卒業するしかない。

 そんな覚悟を決めた矢先、自室で着替えをしていた少女のステラ・ヴァーミリオンと鉢合わせをし、決闘をすることになってしまう。彼女は期待のAランク新入生だった。
 互いの全てを賭けた勝負に勝ってしまったため、皇族の維持として黒鉄一輝の下僕になるといって聞かないステラ・ヴァーミリオンと同居することになる。一方、既成の評価の枠内では評価しきれないながらも、驚異的な自制と努力で底辺から駆け上がろうとする黒鉄一輝に対し、ステラ・ヴァーミリオンは共感を抱いてしまうのだった。

 そんな微妙な関係をぶちこわすように、四年ぶりに再会する妹の黒鉄珠雫が兄に偏執的な愛情を抱いていたり、彼女と同質の有栖院凪が驚愕を巻き起こしたりする。


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