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【神曲プロデューサー】音の連なりに生きる人々

神曲プロデューサー(杉井光)

 スタジオミュージシャンの蒔田シュンと、トップミュージックアーティストの海野リカコを軸として、音楽業界の悲喜交々を描いた連作短編だ。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 スタジオミュージシャンの蒔田シュンと、トップミュージックアーティストの海野リカコを軸として、音楽業界の悲喜交々を描いた連作短編だ。

「超越数トッカータ」
 スタジオミュージシャンの蒔田シュンは、初めてのオリジナルアルバムに収録し、楽器が歌うPVで売上が上がったシングル曲が、業界の大物である瀧寺雅臣の15年前の曲の一部のパクリであるとの噂を流されてしまう。
 もちろん、その曲は聴いたこともなく、パクリではない。しかし、相手に気を遣った所属会社の社長が販売を取り下げてしまう。そのまま埋もれてしまうと思った時、彼の背中を蹴りつけたのは、トップミュージックアーティストの海野リカコだった。

「両極端クオドリベット」
 海野リカコが次にプロデュースする楽曲で、ベーシストの岩井邦彦を使いたいと言い出した。もう、彼のベース以外には考えられないとまで言う。
 彼の消息を追いかけた蒔田シュンは、彼が胃癌に冒され、余命幾ばくもないことを知る。だが、海野リカコはそれでも諦めなかった。その姿を見た蒔田シュンは、無響室、ジョン・ケイジ「olgan2/aslsp」、ナパーム・デス「You Suffer」という道具を使い、岩井邦彦に訴える。

「恋愛論パッサカリア」
 蒔田シュンにサウンドプロデュースの仕事が回ってきた。5人組アイドルグループ「プレシャス乙女」のデビュー曲だ。PV監督は大物の奇多嶋ツトム、海野リカコの元夫だった。
 「プレシャス乙女」の歌の下手さを聞き、そのことで海野リカコにこき下ろされた蒔田シュンは、彼女を見返すため、最高の一音を積み重ねた一曲を作り上げる。元恋人の冬美さん登場。

「形而上モヴィメント」
 イギリスからの帰国子女でアイドルの窪井拓斗の初音楽デビューを蒔田シュンが担当することになった。彼の音楽性は際立っているものの、日本市場に向けたアレンジで自分の音楽が汚されるのが許せないらしく、作業は難航する。
 時間切れ間近に控え、蒔田シュンは密かに作成していたアレンジで収録を決行するのだが、それは彼に大きな挫折をもたらすことになった。

「不可分カノン」
 お蔵入りになった窪井拓斗のシングルを聞き、海野リカコが消息不明になった。周辺は大層騒ぎ立て、蒔田シュンもスキャンダルに巻き込まれてしまう。
 なぜ彼女は姿を消したのか。そのことに思いを馳せた時、蒔田シュンは彼女が戻ってくるための地図を、セカンドアルバムとして発売するのだった。


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