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【スワロウテイル/幼形成熟の終わり】繋がる事件とその背景

スワロウテイル/幼形成熟の終わり(籘真千歳)

 東京自治区自警団の捜査官である曽田陽平は、顔剥ぎ事件の捜査中、空から揚羽が降ってくるのを目撃する。一方、その揚羽は、亡くなった友人の葬儀中、死体が動き出して暴れ始めたため、青色機関/BRuEの抹消抗体(アクアノート)として、処理を実行していたのだ。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 東京自治区自警団の捜査官である曽田陽平は、顔剥ぎ事件の捜査中、空から揚羽が降ってくるのを目撃する。一方、その揚羽は、亡くなった友人の葬儀中、死体が動き出して暴れ始めたため、青色機関/BRuEの抹消抗体(アクアノート)として、処理を実行していたのだ。
 人工妖精にとっての顔とは、その自我と深く関係しているため、同じ顔の人工妖精は生まれない。しかし、揚羽は友人の事件を調査していく過程で、全能抗体(マクロファージ)を名乗る女性と接触し、終身安眠装置を利用した政治スキャンダルと、顔剥ぎ事件が密接に関係していることを察知する。

 一方、総督の椛子閣下は、東京自治区に対する旅犬(オーナレス)によるテロを予定調和のうちに終了させようと試みたところ、プラハ事変で最初に実行された高高度核爆発攻撃と、それに対抗するために開発中の迎撃機が関わってきたために、各国からの干渉を受け、自治権崩壊の危機に陥ってしまうのだった。

 半分程度を過ぎるまで、何が起きているのかはっきり示されることはなく、ちょっと混乱した。何せ、前巻から時系列が連続しているのか、疑わしい状況が描かれていたので。しかし、時系列は連続していることが明らかに示されたことで、何が起きているのかは徐々に理解できるようになっていく。


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