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【睦笠神社と神さまじゃない人たち】停滞する時間

睦笠神社と神さまじゃない人たち(深沢仁)

 睦笠神社の宮司の孫である睦笠冬基は、動物に好かれる。昨夜も弱っていた鼬を拾ってきたところ、翌朝目覚めると、二尾のある幼女がベッドで寝ていた。その鼬は、天から降ってきた妖、ライだったのだ。




書評


評価:☆☆☆☆☆

 睦笠神社の宮司の孫である睦笠冬基は、動物に好かれる。昨夜も弱っていた鼬を拾ってきたところ、翌朝目覚めると、二尾のある幼女がベッドで寝ていた。その鼬は、天から降ってきた妖、ライだったのだ。
 周囲から変に思われないよう、ライの存在は、幼馴染の南絢乃にも秘密にして、いつも通り、何も変わらない日常を送ることにした睦笠冬基だったが、神社にクラスメイトを呪う絵馬がかけられたことで、いつもとは違う行動を取らなければならないようになる。

 感情の起伏がほとんどなく、祖父と二人、ルーチンをこなすように生きる男子高校生と、それを歯がゆく思いながらも、気を遣って踏み込めない女子高校生。そんな輪の中に、外から異分子が入り込んできて場をかき乱す。
 しかしそれは、必ずしも余分なことでは無い。


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