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【ニーナとうさぎと魔法の戦車 (2)】自分を売った両親との再会

ニーナとうさぎと魔法の戦車 (2)(兎月竜之介)

 生き別れた両親と妹を探すため、私立戦車隊ラビッツのメンバーたちと分かれ旅立ったニーナは、ニーナの出身地であるソルシャ共和国から難民を受け入れているというエンデ市にたどり着く。



書評


評価:☆☆☆☆☆

 生き別れた両親と妹を探すため、私立戦車隊ラビッツのメンバーたちと分かれ旅立ったニーナは、ニーナの出身地であるソルシャ共和国から難民を受け入れているというエンデ市にたどり着く。この街は、弱肉強食をそのまま法律とした悪法が支配する場所だったのを、17歳の少女が市長に就任して短期間で立て直してしまったらしい。
 その少女、テオドーレ・レーベンマイヤーと仲良くなったニーナは、特例として難民たちが住む開拓市へと連れて行ってもらい、両親と妹のソーニャ、そしてニーナを生き延びさせてくれた砲手の女性フランカと再会する。
 自分を売り払った両親に対する反発もありながら、開拓市が野盗に食い物にされている事実を知ったニーナは、ドロシーを見習って、難民たちに蜂起を促すのだが、野盗の武力を恐れる彼らは、逆にニーナを傷つけようとする。そんなとき現れるのが…。

 旅に出たニーナはドロシーたちラビッツとは違う形で世界を救おうとする少女テオドーレに出会い、心酔する。自分を傷つけたものを根源から失くそうとするそのやり方に、感動するからだ。
 しかし、テオドーレ自身にも辛い過去がある。貴族の娘でありながら戦傷を負う羽目になった彼女は、彼女を形作る全てであった家から見放されてしまっていたのだ。そこで自分の存在意義を自分で定義しなおすべく、行動していた。

 今回はちっちゃいニーナよりさらにちっちゃい妹のソーニャや、ゴスロリM少女テオドーレという新しいキャラクターが登場し、絵面的には華やかなのですが、戦争復興下にあるという状況を反映したように、生命力に満ちた明るさと、その影となる物悲しさを併せ持った物語になっています。

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