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【ブラック・ブレット 神を目指した者たち】人類が敗北した世界

ブラック・ブレット 神を目指した者たち(神崎紫電)

 あるとき、地球上にガストレア・ウィルスが蔓延した。このウィルスは血液感染により広がり、爆発的な速さで感染体のDNA情報を書き換え、その侵食率が50%を超えると形象崩壊と呼ばれる、見た目の変化を起こす。他の生物、例えば昆虫などの情報を取り込み、ウィルスが物理的サイズの変化に伴う強度の改変などを行って、要は怪物になるのだ。



書評


評価:☆☆☆☆☆

 あるとき、地球上にガストレア・ウィルスが蔓延した。このウィルスは血液感染により広がり、爆発的な速さで感染体のDNA情報を書き換え、その侵食率が50%を超えると形象崩壊と呼ばれる、見た目の変化を起こす。他の生物、例えば昆虫などの情報を取り込み、ウィルスが物理的サイズの変化に伴う強度の改変などを行って、要は怪物になるのだ。
 そして2021年、人類はガストレアに敗北した。残された人類は、ガストレアが嫌う金属バラニウムで作った巨大なモノリスで都市を囲い、その中でのみ生きていくことが出来た。しかし当然、格差が生まれ、不均衡が生じる。日本にはそのエリアが、関東平野を含めて5つある。

 そんな世界にあって最後の希望は、ガストレアと戦う民警の存在だ。彼らはイニシエーターとプロモーターという2人組から構成されていて、バラニウム製などの武器を作って、モノリス内に進入したガストレアと戦う。そしてこのうちイニシエーターは、胎児のときにガストレア・ウィルスに感染し、ゆっくりとその進行が進む、10歳以下の子どもたちである…。
 この物語は、東京エリアに君臨する政治家・天童家を出奔した、天童木更と里見蓮太郎、そして里見のイニシエイターの藍原延珠たちの物語だ。


 近未来において人類が敗北した世界での再起をかけた戦いの物語。人類以外に圧倒的に強大な敵がいるにもかかわらず、人類内でそれぞれの思惑により対立や抗争が起きているところが憐れ。
 そしてこの危機を救う可能性があるのが、人類のエゴが生み出した存在というところが、またもや人間の一筋縄でいかない部分を象徴していると言えるだろう。

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