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【学校の階段】階段を駆け抜ける高校生を描いた青春ドラマ

学校の階段(櫂末高彰)

 タイトルをひらがなで書くと「がっこうのかいだん」。夏にぴったりの怪談集かと思ってしまうかもしれないけれど、漢字で書くと「学校の階段」。階段を、廊下を、いや、校舎中を全力疾走する、階段部という奇妙な部活の物語です。



書評


評価:☆☆☆☆☆

 タイトルをひらがなで書くと「がっこうのかいだん」。夏にぴったりの怪談集かと思ってしまうかもしれないけれど、漢字で書くと「学校の階段」。階段を、廊下を、いや、校舎中を全力疾走する、階段部という奇妙な部活の物語です。

 神庭幸宏は新高校一年生。体験入部期間中に、非公式かつ体制側から睨まれている階段部なる変な部活に勧誘される。はじめは嫌々ながら見学させられていたが、実際に校舎を疾走し、部活のメンバーたちの走る姿に感じるものがあり、結局入部することになる。
 しかし、廊下を走ってはいけません、というのは小学校から教え込まれるルール。いかにゆるい校則が売りの高校とは言え、思いっきり規則に違反した部活が部活として認められるはずもなく、彼らを目の敵にする生徒会執行部による、階段部の解散に向けた謀略が仕組まれる。

 廊下を走るという既存のルールに抵触しつつも、彼ら自身のルールを作り、出来る限り他人に迷惑をかけない形で、いかに校舎内を速く走るかに切磋琢磨するメンバー。そのひたむきな姿は、部活に対する迫害を撥ね退ける力となるのか。あんまり普通ではない種目ですけれど、熱いスポーツの物語。階段を上り下りするテクニックに色々と名前がついていて面白い。
 この巻では、階段部の活動を中心に描いているので、メンバーそれぞれの個性みたいな部分まではあまり踏み込めてはいない感じ。主人公の幸宏も、両親を相次いで亡くし、従姉四姉妹と甘い生活を送っているという設定なのだけれども、まだまだ設定の方が過剰で消化しきれていない気もする。そのあたりは、今度のお楽しみといったところだろう。

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