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【小説版 魔法少女まどか☆マギカ 上】魔法少女にならない魔法少女

小説版 魔法少女まどか☆マギカ 上(一肇)

 見滝原中学二年生の鹿目まどかは、主夫の鹿目知久、キャリアウーマンの鹿目洵子、弟のタツヤと暮らす、ちょっとおっとりした女の子だ。活発で明るい美樹さやか、おしとやかでしっかりした志筑仁美という友だちがいて楽しいのだけれど、ぼんやりとした不安も感じている。



書評


評価:☆☆☆☆☆

 見滝原中学二年生の鹿目まどかは、主夫の鹿目知久、キャリアウーマンの鹿目洵子、弟のタツヤと暮らす、ちょっとおっとりした女の子だ。活発で明るい美樹さやか、おしとやかでしっかりした志筑仁美という友だちがいて楽しいのだけれど、ぼんやりとした不安も感じている。
 そんな彼女の生活が日常からずれ始めたのは、早乙女和子が担任するまどかたちのクラスに、暁美ほむらが転校して来たことからはじまる。その少女は、前日の夜にまどかの夢の中で怪物と必死に戦っていた少女だった。

 そして、暁美ほむらが襲うキュゥべえという不思議生物を助け、巴マミという先輩と出会ったことで、この世には負の感情を体現して人々を殺す魔女という存在がいて、それと戦う魔法少女がいることを知る。暁美ほむらも巴マミも、その魔法少女だった。
 もうひとりの魔法少女・佐倉杏子や、美樹さやかの幼なじみの上条恭介も含め、魔女と魔法少女、ソウルジェムと希望を巡る物語が始まる。

 TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のノベライズ版で、内容的には第6話までに相当する。鹿目まどか視点の一人称で描かれているためか、章題はまどかのセリフで統一されている。
 また、このため、さやか視点でしか描写できない部分などは、まどかが察するという形で補間されている。まどかは鈍いわけではなく、表現できないだけなので、このくらいは察せられるということだろう。

 まどか視点のメリットとして、まどかがどんなことを考えて魔法少女への道を歩むのかが、はっきりと分かる。
 まどかの周りにはまどかがすごいと思う人物がいる。ママは自分の好きな生き方を貫いているし、パパは好きな人のために人生を生きている。さやかは自分にはできない決断をして動くことが出来るし、ひとみは女の子として憧れだ。
 そして何より、まどかの理想として登場するのが、マミとほむらだろう。マミは頼れる先輩として、ほむらは出会い方が最悪なのだけれど、運動も勉強もできるクラスメイトとして、まどかの関心をひく。
 しかし実は彼らも完璧な存在ではない。魔女と魔法少女に関わりながら、まどかはそういったことを徐々に悟っていく。そして明らかになっていく真実の中、自分はどんな道を進むのかを決めていくのだ。

 「魔法少女まどか☆マギカ」というタイトルにもかかわらず、まどかはなかなか魔法少女にはならない。それでも何故タイトルがそうなのか。その理由は下巻で明らかになるだろう。
 イラストはフルカラーで、マミの<前><後>のイラストや、さやかとまどかのイラストが掲載されている。解説は田中ロミオ氏。

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