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【小説版 魔法少女まどか☆マギカ 下】希望と絶望の果てに訪れる現実

小説版 魔法少女まどか☆マギカ 下(一肇)

 初回限定版の特典として、ファンアートブックを同梱。10人のイラストレーターが描く魔法少女まどか☆マギカが収録されている。



書評


評価:☆☆☆☆

「僕と契約して魔法少女になってよ」
 なんでもひとつ願いを叶える代わりに、魔法少女になって魔女と戦うというキュゥべえの契約。それには、その奇跡に見合う対価が要求される。その対価とは、絶望だ。
 鹿目まどかの友人である美樹さやかは、想い人の上条恭介の怪我を治し夢を取り戻させる奇跡を得たけれど、彼自身はさやかが代償を支払ったことを知らない。そしてそのギャップは、どんどんとさやかを追い込んでいく。

 上巻と同じくまどかの一人称で語られるため、さやかが絶望に落ちていく過程の描写は間接的になってしまい、いささかマイルドだ。ただ、色々とその不備をフォローする構成となっているため、情報量的にはさほど差はないだろう。
 しかし、最後には暁美ほむらでなければ語れないエピソードもあることを考えると、さやかの部分はさやか視点で描いても良かったかも知れない。そして次の章は佐倉杏子視点で描いても良かっただろう。

 アニメ版における円環の理のボクの解釈は、希望と絶望と現実の妥協点に生まれる救いというものだった。だが小説版におけるそれは、どちらかというと愛である気がする。それはエピローグに進むほどそう感じる。まどかのそれは、自らの家庭の世界への拡張だったのではないだろうか、と。
 ほむらの最後のシーンも、小説版ではもう少し含みを持たせた終わり方になっていると思う。

 初回限定版の特典として、ファンアートブックを同梱。10人のイラストレーターが描く魔法少女まどか☆マギカが収録されている。

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