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【魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 (2)】いがみ合う戦姫

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 (2)(川口士)

 ブリューヌ王国アルサスの領主ティグルヴルムド・ヴォルン伯爵は、ジスタート王国の戦姫・銀閃の風姫ことエレオノーラ・ヴィルターリアの捕虜となった。エレンに気に入られたティグルは、彼女の領地ライトメリッツでその地位を少しずつ築いていた。しかし、アルサスにブリューヌの大貴族テナルディエ公爵の嫡子が、アルサスを焼き払うために兵を進めているのを知り、エレンの協力を得て何とかそれを撃退することに成功した。



書評


評価:☆☆☆☆

 ブリューヌ王国アルサスの領主ティグルヴルムド・ヴォルン伯爵は、ジスタート王国の戦姫・銀閃の風姫ことエレオノーラ・ヴィルターリアの捕虜となった。エレンに気に入られたティグルは、彼女の領地ライトメリッツでその地位を少しずつ築いていた。しかし、アルサスにブリューヌの大貴族テナルディエ公爵の嫡子が、アルサスを焼き払うために兵を進めているのを知り、エレンの協力を得て何とかそれを撃退することに成功した。
 もちろん、その後始末は大変だ。敵国の戦姫の協力を仰いだことを国王に言い訳しなければならないし、嫡子を殺されたテナルディエ公爵は、復讐と体面のためにティグルを許さないだろう。それに、エレンの方も国王に言い訳をしなければならない。ティグルはエレンの副官のリムアリーシャに厳しくしごかれつつ、先々を見据えた覚悟を固めつつあった。

 しかし、ジスタート王国の戦姫は7人いる。そして彼女たちの中には、テナルディエ公爵と利害関係のある人物もいる。そのひとりである凍漣の雪姫ことリュドミラ・ルリエは、エレンと個人的に不仲だという理由もあり、エレンとティグルに敵対的な対応をしてくる。そんな政治的な障害を乗り越えつつ、なぜか出会う女の子のお風呂シーンに遭遇しつつ、色んな人から強烈にやきもちを焼かれつつ、ティグルはアルサスの平和を守り切ることが出来るのか?

 辺境領主であるティグルが戦乱の先頭に立つために、リムに色々としごかれつつ成長していく描写は実直な感じがする。また、巫女メイドのティッタとティグルのからみも、リムがちょっと打ち解けるあたりも、エレンが見せる焼きもちも、ルリエの態度も、個別にはラブコメ分として十分。ただしそれが重なると、ややもたれ気味な気がしなくもない。
 戦記風ファンタジーとラブコメのバランスをとりつつ、今後も続いていって欲しい。

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