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【アイドライジング! (3)】モモが歩むべき道

アイドライジング! (3)(広沢サカキ)

 アイドルたちが通う鳴谷鶯高校に学園祭・煌輝星祭の季節がやって来た。アイザワ・モモたちのクラスは、天然系元気メイドのモモと、小悪魔系ぶりっ子メイドのハセガワ・オリンを二本柱とするメイド喫茶で勝負をかける予定だ。



書評


評価:☆☆☆☆☆

 アイドルたちが通う鳴谷鶯高校に学園祭・煌輝星祭の季節がやって来た。アイザワ・モモたちのクラスは、天然系元気メイドのモモと、小悪魔系ぶりっ子メイドのハセガワ・オリンを二本柱とするメイド喫茶で勝負をかける予定だ。
 学園祭を楽しみにするモモだったが、そんな彼女のもとをタキ・ユウエンが訪ねてきて、前回の貸しの代償として、学園祭のチケットと、期間中のモモのデート権を要求してくる。楽しみな学園祭が、モモの貞操の危機になった瞬間だ。

 そして学園祭の一週間は、オペラ・オービットのエリザベス予選が開催される期間でもある。ニライカナイはそれらを目当てにやってくる観客でいっぱいだ。マツリザキ・エリーへの挑戦権を賭けて、タキ・ユウエン、ムラサメ・キジョウ、ウルシダニ・ユカリが激突する。
 しかし、モモとのデート中、はしゃぎ過ぎたユウエンが足を骨折、代役の覆面アイドルシルヴァーナとして、モモがエリザベス予選に参戦することになってしまう。

 前半はあの手この手でモモに魔手を伸ばしてくるユウエンの手練手管を堪能し、後半はモモをアイドルとして成長させようとするユウエンの深慮遠謀?に心服する展開だ。しかし、モモはアイドライジングに勝利の価値しか見出しておらず、なぜアイドルが戦うのか、その理由を深く考えたことはない。それもこれも、デビュー以来、彼女に良い風が吹きすぎてしまった悪影響なのかも知れない。
 だが所詮、彼女はデビューしたばかりのひよっこ。地力の勝負になれば敗北は必死。しかも相手は高校生くらいの女の子たち、理性だけでコントロールできるわけもなく、その感情のぶつかり合いが思わぬ方向に向かってしまうこともある。

 そんな時に過ちを修正してくれるのは、やはり信頼できる仲間・宿敵しかいない。落ち込むモモに対してかけられる言葉が、彼女のあるべきアイドル像をモモに気づかせてくれるのだ。
 裏表紙の、モモに着せる水着を嬉々として選んでいるタキ・ユウエンの、イラストのテーマがすごく良いと思う。キャラクター性がよく出ているイラストだ。

 今回、ハセガワ・オリンの色物ぶりはちっとも見られなかったな…。

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