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【ココロコネクト ニセランダム】ほんの少しの違いだけ

ココロコネクト ニセランダム(庵田定夏)

 山星高校文研部は、宇和千尋と円城寺紫乃という新入生を加えて、7人となった。



書評


評価:☆☆☆☆

 山星高校文研部は、宇和千尋と円城寺紫乃という新入生を加えて、7人となった。しかし、創立メンバーである5人が遭遇してきた、「ふうせんかずら」が起こす怪現象がなくなった訳ではない。それどころか、新メンバーを事件の中核に据え、安定してきた5人の関係を切り崩すような、「幻想投影」という、見た目が他人に成り代わる現象が起きることとなる。

 今巻で起きる現象は、やはり八重樫太一や稲葉姫子、永瀬伊織や桐山唯らに降りかかってくるわけだが、彼らの視点で事件が描かれるわけではない。「ふうせんかずら」とは無縁であるはずの新メンバーである、宇和千尋や円城寺紫乃の視点で描かれるのだ。
 「ふうせんかずら」のもたらす現象は、普通の人間では再現ができないもの。それは自分のみに降りかかれば脅威であるけれども、それを自由に出来るのならば魅力でもある。今度はそういう揺るがしを人間に仕掛けてみるというのが狙いなのだろう。

 一瞬だけ生まれる優越感。だが、それが何も相手に影響を及ぼしていないと分かった瞬間、一転して惨めになる自分。あの環の中に自分はいられないという疎外感。期待が大きければ大きいほど、ダメだった時の負の感情も大きくならざるを得ない。
 そこで立ち止まり、自分以外の何かに言い訳を押し付けるのか。あるいは全てを飲み込んで、それでも何かを変えるために努力をするのか。仮にそれが上手くいかないとしても、その努力を笑える人間はどこにもいない。

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